年内をもって代官山の名門クラブAIRの閉店が発表されました。
いわゆる一般的に”クラブ”といってイメージされる、酔ってご機嫌な若者が集い、男女関係も含めて享楽的な夜を過ごす、というイメージとは全く違っていたハコだったと感じています。
海外から良質な音楽を奏でるDJを積極的に招聘していたし、日本人DJも思わず聞きに行きたくなるアーティストが沢山プレイしていたし、音楽好きな人たちが集う最高の空間、というのが自分がAIRに持っていたイメージ。
オールナイトという興行形態
自分も20代のころは月1回ぐらいのペースで行っていましたが、ある時期から急速に足が遠のいて行きました。
それは職場環境の変化だったり、好きな音楽のジャンルが変わったりということもありますが、やっぱり一番は”年齢的にオールがキツい”ということにつきます。
昔はオールしても11時ぐらいには起きて次の日も普通に遊ぶ、ということができていましたが、30歳ごろを境に体がついていかなくなってしまって。
むしろ生活パターンが崩れて次の日まで影響を与える始末。
今後のクラブシーンに望むもの
そこで疑問に思うのは、クラブイベントは本当に夜通し開催するべきなのか?、ということです。
もともとの成り立ちや、本場である欧米の状況を考えると、それが自然な開催方法にも思えますが、日本なりのやり方があっても良いように感じます。
実際、同じクラブミュージックでもライブシーンではデイタイムのイベントが増えてきているし、これも間口を広げるためにやっているのでしょう。
個人的には、夜通し遊ぶより、休日の昼間からお酒を嗜みながら大好きな音楽を聴く、というスタイルの方が贅沢な時間の使い方だとも思います。
今後の日本のクラブシーンの更なる発展を祈りつつ。
まとめ
国によって音楽の楽しみ方が違ってもいいよね!
クラブシーン黎明期を述懐した名著