マヒシュマティ国民に告ぐ!インド映画に刮目せよ!!

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留まることを知らぬバーフバリ人気

いやー凄いですね。バーフバリ旋風
誰かが、インド映画の興行収入としては『ムトゥ 踊るマハラジャ』に劣るけれどもムーヴメントとしては明らかに上回ってると書いてましたが、深く同意。

半年を軽く超える上映期間に監督・プロデューサー来日にインド国外で唯一の完全版公開。
公式サントラの発売が無いまま(!)劇中歌のカラオケ配信。
そしてLINEスタンプが二弾まで発売になり出演俳優の来日に映画前日譚となるアニメとドラマ公開に最初の劇場上映から約一年後にサントラ発売と、話題に事欠きません。
しかもまだこれから発表になることもあるとか!?

かくいう私も、5回劇場に見に行きました
いやもっと見ているツワモノが大勢いるのは存じてますが、今まで心底惚れ込んだ映画でも劇場に足を運んだのは2回だったので、5回はやはり異例中の異例。
しかも5回目にしてなお感動し新鮮さをもって見られたのだから、やっぱりバーフバリはとんでもない映画だなーと、改めて実感した次第です。

そんなバーフバリ、私がインド映画全体に感じている魅力がいくつも盛り込まれていました。

元々映画鑑賞が趣味というわけでもなかった私が、気づけば見るのはインド映画ばかりという昨今の状況。
そんなになるほどハマったインド映画の魅力というものを、以下書き出してみました。

インド映画の魅力

①歌と踊り

「バーフバリ面白いよ!」と周りに布教すると、「インド映画ってあの歌って踊るやつでしょ?」と半笑い気味に言われて腹が立つという経験は、マヒシュマティ国民なら一度は経験しますよね。
とかく軽く見られがちなインド映画の特徴であるダンスシーンですが、そもそも昔から洋の東西を問わず、古典芸能の時代からミュージカルは一般的な表現方法なんですよね。
オペラしかり、能しかり。
名作ディズニーアニメ(アナと雪の女王など)も、素晴らしい歌があってこそ。

現在のハリウッド映画にはダンスシーンがないので、急に踊りだすのは不自然、と感じる人が多いだけで、物語のつくり方としては伝統的で自然な流れだと私は思うのです。
(ハリウッドでも注目されはじめたインド映画界で、ダンスシーンは古臭い、という風潮がうまれつつあるのは皮肉です。。)

インド映画のダンスシーンで特徴的だと思うのは、宗教上の理由から直接的な性描写ができないため、それを魅惑的な表現で観客の想像力に任せている点ではないでしょうか。
バーフバリでは珍しくキスシーンや、性行為を示す描写があってドキドキしました(笑)。
もちろん盛り上がるシーンで、歌とダンスでさらに興奮させられるのは、滝登りのシーンから皆さん感じているでしょう^^

②俳優の魅力

バーフバリがあれほどの大傑作になった理由に俳優の魅力があることは、異論の余地が無いと思います。
主役のバーフバリ以外でも、さすがは映画大国インド。俳優陣の層が本当に厚い
これもまた、インド映画が魅力的である大きな要因の一つでしょう。
ちなみに、バーフバリで主役以外のどの役が好きか?という質問は、結構その人の好みが出て面白いです。

③基本的にハッピーエンド

個人的な趣味として、ハリウッドの超大作よりもミニシアター系の映画が好きなのですが、そうすると結末が楽しいものではないことも多く(苦笑)。
ハリウッドの大作は大味過ぎるしミニシアター系は辛いしという私にとって、安心して見られるという意味でインド映画はピッタリでした。
インド映画ならではの歌と踊りも、映画そのものを明るくするのに大きな役割を果たしていますし、あのポジティブさが私は好きです。

④情感溢れる男性

「男は泣くもんじゃない」というのは一昔前によく聞かれた言葉ですが、インド映画では主演含め男性の泣くシーンが結構見られます。
(一番実感したのは『きっと、うまくいく』)
マッチョなだけでなく、弱い部分も曝け出すその姿は見る者を惹きつけますし、映画自体をより味わい深いものにする効果もあると思います。

⑤通低する家族の絆

歌と踊りと同じくらい私がインド映画に求めているのは、家族の絆の描写かもしれません。
そして私がそれをいいと思うのは、30代という年齢も関係あると思います。
ひたすら自分(と、その延長にある恋人)のことで手一杯だった10代・20代とは違い、30代はもっと周りの人に目がいくようになりました。
とりわけ、今まで関わることを避け気味だった親への眼差しが変わってきました。
そんな、最近の日本ではあまり強調されることのない自分の親という存在に対して、ストレートに大きな愛情を示し敬意を持って接するインド映画は、それだけで心を揺さぶる力を持っています。

以上、ザッと思いつく範囲で私が考えるインド映画の魅力を挙げてみました。
もちろんこれ以外にも色んな要素があって、日本でもインド映画が盛り上がりつつあるのでしょう。

おススメ インド映画4選

それではここで、上記を踏まえた上で私がおススメするインド映画を4つ紹介したいと思います。

バーフバリでインド映画に興味を持ったけど何を見たらいいかわからない、という方の参考になれば幸いです^ ^

知っている人からするとド定番ばかり!という布陣ですが、定番重要です(キリッ

①『きっと、うまくいく』

『バーフバリ 王の凱旋』完全版上映までは、日本で2番目の興行収入を上げた傑作。
私が初めて見たインド映画でもあります。
これがあまりにも名作だったため、その後の期待値が高まり過ぎて日本でのインド映画人気が陰りを見せたと聞いたことがありますが、バーフバリも同じ影響が出そうですね(苦笑)

②『PK』

『きっと、うまくいく』と同じ監督・同じ主演俳優の本作。
宗教を主題にした映画なので、我々日本人には多少とっつきにくい部分があるのは否めませんが、やはり伏線回収、ストーリーの持っていき方が素晴らしい。
現代インドの風景が描かれている点にも注目です。

③『オーム・シャンティ・オーム』

別で記事を書いたほどハマりました。
ミュージックシーンの魅力という点では、一番かもしれません。
バーフバリを製作したラージャマウリ監督のお父上(バーフバリの原案を作られた方ですね)が、仮にボリウッドでバーフバリをリメイクした場合という質問に対して、デーヴァセーナ役に本作で華々しいデビューを飾ったディーピカー・パードゥコーンを挙げていました。
それくらい、お美しい。。

④『家族の四季 ―愛すれど遠く離れて―』

4本の中では一番古い作品で、それ故か音と映像があまり良くない^ ^;
加えて210分という大作でもあり、なかなかハードルが高い一本ではありますが、見て損はありません!
主人公の弟役の俳優が、イケメン・高身長の上にダンスが素晴らしくって驚きました。


その他、チェイス!『たとえ明日が来なくても』もおススメ。

もっとインド映画を知りたい方は、「インド映画完全ガイド」が指南書として最適だと思うので、そちらも参考にしてみてください^ ^

でも、キング・オブ・ボリウッドの異名を持つシャー・ルク・カーンや、ミスター・パーフェクトと称されるアーミル・カーン主演の映画なら、基本的に外れはないと思います。

シャー・ルク・カーン

アーミル・カーン

はーしかし。
バーフバリきっかけでインド映画がドンドン人気になって、一つでも多くの名作が日本でも見られるようになることを願わずにはいられません。

ちなみに今一番見たいのは、シャー・ルク・カーンの出世作『DDLJ 勇者は花嫁を奪う』!!
公開から20年経った今でも、インドでは週末に劇場上映されるほどの人気だとかっ!
どれほどの傑作なんだろう…。
見たい見たい見たいーーー!!!

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