元「Cymbals」土岐麻子のオリジナルとして6枚目となるアルバム「BITTERSWEET」からのリードシングル。
ジェーン・スーを共同プロデューサーに迎え、これまでで最もメッセージ色の強いアルバムとなっています。同年代(30,40代)の女性に向けてのメッセージとのことですが、性別関係無く心に突き刺さる曲が満載です。
すれ違いの原因は
この曲は大好きだった恋人との別れを歌った曲です。関係が深くなっても本心を見せてくれない彼に諦めをつけて別れたものの、心に残り続ける未練を清算するまでの葛藤を描いています。
恋愛関係は互いの良い部分に惹かれ合い始まるものです。ですが人間、魅力的な部分もあれば、他人に見せたくない部分もありまる。付き合い始めは知ってほしいことを積極的にアピールし合い、気持ちもより近くなっていきます。
しかし長い時間を過ごすと、見せたくない部分も自然と相手に伝わってしまうものです。そこも含めて許容し合うことで、恋人から本当のパートナーになれると思います。そしてそのためには、勇気を持って自分の弱さをさらけ出す一歩が必要なのです。
男女関係に限らず
このMVでは恋人である男性は登場せず、土岐麻子の手書きのキャラクター「ヒヨコと飼い主」が登場します。
2人(?)は恋人ではありませんが、異性とも同性とも取れる不思議な共同生活を送っています。
衝突を繰り返しながらも、お互いのピンチには助け合い、理想的な関係を築いています。
曲のテーマは重くて哀しいものですが、明るい曲調と可愛らしいキャラクターによって、親しみやすくなっています。また、男女関係に限らない普遍的な人間関係としても味わうことができます。
まとめ
恥を捨てて、色々な人と関係深めていきたいものだよね